TCB文春砲の内容まとめ！その後の口コミは良いor悪い？

ここでは、2024年10月末現在までのTCB文春砲の内容と、文春砲が放たれた以降のTCBの口コミについて、例をあげてまとめてみました。

美容クリニック業界で売上・規模が第2位のTCB東京中央美容外科。

2014年12月に青木剛志医師が開業したTCBは、今や全国に100院以上となっています。売上も2024年2月期で680億円。

そんなTCBに2024年9月12日号で文春砲が放たれました。

TCB文春砲の回数とその内容

第1砲

2024年9月12日号(9月5日公開)

2024年4月に採用となった看護師たちの多くが一斉にクビ宣告をされたというもの。

宣告された看護師10数名から文春に被害の声が届いている、ということでした。

第2砲

2024年9月10日公開

クビ宣告だが自主退社として扱っており、その手法は合格しようのないテストに不合格とさせられるというもの。

第3砲

2024年9月12日公開

従業員向けの理不尽な服務規律が公開される。

第4砲

2024年9月14日公開

患者に対して長時間個室でカウンセリングをするという営業手法について問題視。

第5砲

2024年9月17日公開

スタッフの密告もあり、スタッフ同士がギスギスした関係になっているということ。

第6砲

2024年9月20日

無資格者が麻酔の準備を行っているという違法性について。

第7砲

2024年10月3日

院長のTikTokにスタッフのイイネを強要していたという話。

＞＞TCB文春砲

TCB文春砲が出た理由～個人的考察～

ここからは私の個人的考察です。

2024年に新規で採用された看護師らスタッフのうち、クビ宣告の対象となった10数名が文春に情報を届けたのかな、と。

理不尽な服務規律、合格しようのないテストを受けさせられて、不合格ならスタッフの資格なしとして、自主退社として扱うという方法に対して、やり場のない怒りを文春に向けたのかな、と。

文春としても、激しい勢いで業界大手に台頭したTCBを話題にするのは美味しいですよね。

しかも、美容整形にはありがちな悪い口コミもTCBには一定数あり、それらを一緒に扱うことで、かっこうのターゲットになります。

疑問点もいくつかあります。

その一つ・・・通常、会社などでは、スタッフとして採用されても半年くらいは試用期間として位置づけられ、その間に正社員として適切かどうかを経営者が判断し、問題があるなど求める人材でない場合は、辞めてもらう、という方式をとります。その場合、もちろんそれ相応の理由が必要です。

そうした試用期間があることは、スタッフが採用になった際に、あらかじめ知らされます。

9月前後に新採用社員に対してテストがあって、その結果、大量に辞めてもらうというスケジュール自体は、経営者が考査する時期にマッチしています。

しかし、もし、TCBにそうした仕組みがないということならば、新規採用スタッフをたった半年で整理するというのは、それはないんじゃないかな、と。さらに、仕組みがあったとしても、大量解雇は普通はあり得ません。記事が本当ならば、採用担当は責任を取ったのかな、と疑問に思いました。

TCBの文春砲を受けてからの口コミについて

立て続けにエグイ文春砲が出て、内部で何か変化はあったのでしょうか。患者側の口コミから、変化があったのかどうかを調べてみました。対象機関は、来院者が多いであろう新宿西口院、渋谷東口院、

調査方法

①調査対象期間内(2024年9月5日～10月28日まで)のGoogle口コミの内、コメントのないものを除いた上で星の数ごとに内容を分類。

②前回調査時点の口コミと比較

＜対象１＞TCB新宿西口院

(期間：2024年9月～10月末まで)　Google口コミ3.8

前回(2024年3月4日) Google口コミ3.4

考察

Google口コミ評価：文春砲を受ける前(画面下の表)では、Google口コミが3.4でしたが、文春砲を受けてからは逆に3.8に上がっています。

口コミの内容：以前は、長時間のカウンセリングやUP SELL、待ち時間の長さなどについて、星1つの最低評価が最も多いという状況でしたが、文春砲後は、それら星1つの数が減り、逆に星5つの高評価が最も多くなっています。

それだけでなく、全ての項目で星5つが最も多くなっています。

文春砲の影響はさほど受けなかったのかもしれませんし、文春砲後に院の方でも対応を改善した現れなのかもしれません。

＜対象2＞TCB渋谷東口院

(期間：2024年9月～10月末まで)　Google口コミ4.2

(2024年3月1日)Google口コミ評価3.9

考察

過去と比べてみると、文春砲後は、カウンセリングやスタッフの対応について、星のバラツキがなく、短期間に星5つを随分と獲得しているという印象です。

院としてもより良くしていくよう、意識していたのかもしれません。

もちろん、何でもより改善されるようになれば、患者側にとってはメリットではないでしょうか。

＜対象3＞TCB六本木院

(期間：2024年9月～10月末まで)　Google口コミ4.7

(2024.1.25)Google口コミ評価4.6

考察

六本木院は、TCBの中でも以前から評価が高く、文春砲後も、対応に大きな変化があったという印象はありませんでした。

TCB文春砲の内容まとめ！その後の口コミは良いor悪い？のまとめ

2024年9月5日から始まった文春によるTCB東京中央美容外科に対するネガティブキャンペーン。

発端はスタッフの大量解雇による不満だったのかもしれませんが、今やTCBについてダメそうなものは何でも記事にしていこう、という方向になっているみたいです。

今回、口コミの中身を調べていて、悪い口コミを書いた人の中には「だからTCBは潰れる」という趣旨のコメントを書いた人も見受けられました。

今般、文春砲のターゲットにはなりましたが、私の知る限り、内部の話はともかく、他の有名クリニックも多かれ少なかれ悪い口コミに上がっているようなことはありましたよ。TCBだけが特別ではないということです。

しかし、改善の見られる院もあり、今後の展開に期待できるのでは？と感じました。

いずれも「施術に満足」されている方は多いので、各院の医師に問題があるわけではないということは言えます。

参考までに、全国84院の口コミを調べた時の結果をここにお示しします。